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長髪ルヤ(26)とハレルヤ(19)と

※まだ妄想中だけど出だしっぽいものだけ…
設定はこんなん
アレルヤ(26)…社会人。ハレルヤの兄で唯一の家族。あんまり家にいないけど弟溺愛。
ハレルヤ(19)…学生。鉄腕アルバイター。極度のブラコン。
ニール(31)…社会人。ブラコンだけどうざがられている。
ライル(31)…社会人。ハレルヤとは顔見知り。









ハレルヤの朝は毎日毎日まったく同じ時間にかかってくる兄のモーニングコールから始まる。
 
そのうち八割は電話で、後の二割はメールだ。
電話着信とメール着信とでメロディが違う為携帯電話を取る前からどちらかが分かるのだが―――どうやら今日はメールのようだ。
仕事柄殆ど家にいない兄ではあるが、ハレルヤの生活時間帯を完璧にインプットしていて、大学の講義が午後からの日は出発直前にもう一度連絡を寄越してくる。
過保護、と言う人間も少なからずいるが、たった二人きりの兄弟ともなれば仕方のないことだとハレルヤは思っていた。
 
「…しっかし、このメールの文章どうにかならねェか、あの馬鹿」
 
携帯電話のディスプレイに表示されている絵文字の乱舞するメール本文を一瞥して、ハレルヤはため息を吐く。
仕事も頑張っているようだし兄弟としてハレルヤを大事に思っているようだし、何より(本人には絶対に言わないが)性格も見た目もいい方だといえる兄。
 
そんな兄の内面は、実はかなりの乙女だった。
ほとんど使われていない彼の自室には巨大なマルチーズのぬいぐるみが置いてあるし、メールもハレルヤと同級の女子学生のような雰囲気だ。
しかし、これでいて見た目だけはいい男で通っている為、憧れている女性も少なくない。
よしんば近づけたとしても、この実情を知ったら失望してすぐに去るだろうな、と思っているが、兄思いのハレルヤはこの秘密を友人にすら暴露したことがなかった。
というか、兄のことなど誰にも教えたくない。
 
兄のことをよく知っているのは、自分ひとりで十分なのだ。
 
「…『さっさと仕事に戻れ』…っと」
 
手早く返信をすると、ハレルヤは大あくびをかみ殺しながらベッドを後にする。
  
 
 
 
―――――――兄のアレルヤも大概だが、実は兄以上にハレルヤの方がブラコンだった。
早くに両親を亡くしたために、早くから兄のアレルヤが働いてハレルヤを養っていた。
今は仕事もそれなりに板についきているようで、たまに帰ってきたかと思うと山のような土産話を聞かされる、というのがここ数年の生活スタイルになっていた。
対するハレルヤは、アレルヤの薦めに従い大学に通っている。
アレルヤは高校を卒業してすぐに働き始めたため、その分ハレルヤには好きなことをとことん学んでほしい、というのが兄の言い分だった。
しかし、ハレルヤにも言い分がある。
高校までは黙っていたが、これ以上は兄の負担になりたくない、と奨学金の申請を行った上、入学と同時にアルバイトを始めた。
兄は最初こそ渋い顔をしていたが、弟の頑固さや言い分を理解していたのだろう、すぐに納得したようだった。
 
結果、今では殆ど顔を付き合わせることがなくなってしまったが、それではいけない、と携帯電話による会話とメールを主なコミュニケーション手段とし始めた。
今ではやりすぎだというくらい細やかにメールのやりとりをし、家にいる時間が重なればこれでもかというくらいくっついているという、べったりな兄弟の図が出来上がっている。
滅多に会わないからという口実で幼少の頃のような行動が許される今は、実際には思った以上に幸せである。
言うつもりはないが、ハレルヤは今のような生活が続くのが一番だと思っていた。









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長髪ルヤのかっこよさについ手が滑った…んだけど、まだ長髪ルヤが出ていない…orz
これ本にしたい…本にしたいぞガンダム!!!!

あとどじっこ探偵アレルヤさん(仮)のお話もおためしで脱稿後にかいてみるです。
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