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ぽけもんぱろ2
一応設定
アレルヤ&ハレルヤ→組織を抜けてきたポケモントレーナーの兄弟。
ソレビシティに住んでる。(すいません名前思いつかなかった)
アレルヤはポケモンを育てることが、ハレルヤはポケモンを鍛えることが得意。
ニール&ライル→ポケモントレーナーの兄弟。アレハレが所属してた組織と対立してるソレスタル・ビーイング所属のトレーナーらしい
いやな予感がしたから、とリザードンに飛び乗って戻ってみると、なんとも苛立つ光景が目の前に広がっていた。
先日家を破壊しつつバトルをしかけてきた男とアレルヤが、リビングで暢気にお茶を飲んでいたのだ。
戸惑った様子のリザードンをボールに戻しつつ、ハレルヤはずかずかと家の中へと入っていく。
「…おい、なんのつもりだアレルヤ」
「ハレルヤ!今回は随分早いね」
カップを置いたアレルヤが、僅かに驚きながら席を立った。
その際あの男―――なんか三文字くらいの名前だったが忘れた―――に思い切り背を向けている。
このタイミングで何か攻撃をされたなら、さすがにアレルヤは避けきれないだろうし、距離からしてハレルヤもフォローできない。
内心冷や冷やとしながら相手を注視していたのだが、しかし男はカップを傾けるばかりで何か行動を起こす気配はなかった。
「この間は弟が迷惑をかけたみたいだな」
ハレルヤの表情を見て何かに思い当たったという風に、男は眉を下げて申し訳なさそうな顔をする。
一瞬何のことを言っているのか分からなかったが、【弟】というキーワードですぐに理解できた。
「…テメェも双子か」
「その通り。俺はニールだ、よろしく」
ようやく立ち上がった男は、そう言いながら手を差し出してきたが、勿論ここでぐっと手を握り返すほどハレルヤは人間を信用していないしできた人間ではない。
差し出された手は見なかったことにして相手の様子を窺うと、ニールはそれを気にした風でもなくただ差し出した手を戻すだけだった。
「俺たちのところにもお前さんみたいに人をなかなか信じられないヤツはいる。無理強いはしないさ」
笑うその表情に裏はなく、とりあえずこの場で消し炭にする事だけはやめておいてやろう。
ハレルヤは、腰のモンスターボールに伸ばす手を戻しながら、こっそりとそんな事を考えた。
簡単に自己紹介をした後、今回の件とライルの件も含めて、ニールは謝罪と共に事情を話し始めた。
話によると、彼らはアレルヤたちが以前所属していた組織と対立する組織に所属しているらしい。
そして、今回、自分たちの組織に勧誘するにあたって、実力を調べようと考えたという話なのだが―――事前に話もされずにいきなり戦いをけしかけられた上に家まで破壊されかかったアレルヤたちからすれば、いい迷惑である。
「ライルは先にお前さんたちの実力を測ってもらう為に寄越したんだが…アイツはハレルヤの力量しか測れなかったんだ」
「一人が相手にできるのなんてたかが知れてるだろ」
「あいつは本来多勢でのバトルが得意なんだ。手持ちは全部見たか?」
「…いや」
ハレルヤの回答を待ってから、ニールは小さく頷いた。
「じゃあ、自分で二人同時は無理だとすぐに判断したんだろう」
「んで?テメーらのお仲間になって一緒に戦ってくださいってか?俺は断るぜ、あの組織がどんだけデカいかわかってんのか?」
「分かってるさ。だから、こうして息を潜めながら仲間を集めている。勿論、戦闘要員としてじゃなくてもかまわない…協力するという気持ちがあるだけでもずいぶん違うからな」
「え」
アレルヤを見ながら、ニールは苦笑を浮かべた。
「バトル、好きじゃないんだろう。戦ってる時そんな顔してたよ、お前さん」
「…………」
それまで部屋で好き勝手に遊んでいたメリープたちが、気まずそうに目をそらしたアレルヤに何かを察したのか、足元にちょこちょこと歩み寄ってくる。
――――――彼のいうとおり、アレルヤはバトルが嫌いだった。
組織にいたために無理やり仕込まれた戦闘に必要な知識は、ここを守るにあたっては確かに役に立ってはいるが、大切なポケモンたちが傷つくのをただ見守っているだけというのがどうしても辛いのだ。
しかし、彼らに頑張ってももらわなければ、もっと弱いほかのポケモンたちが傷つくことになる。
それが分かっているからこそ、アレルヤはバトルを避けて通れないことについて、覚悟を決めつつあった。
愛らしい声で合唱をし始めたメリープたちの一匹をそっと抱き上げて、アレルヤは観念したようにため息を吐く。
きっと、これは転機なのだろう。そう思うことにした。
「――――――分かりました。戦闘以外でしたら、協力します」
ハレルヤが目を見開いているのが、視線を合わせなくてもよく分かる。
この三年、ずっと二人きりで逃げて、かくれて、ようやく得た安住の地がここだったのだ。
それを自ら壊すようなまねをしている自分に、ひどく驚いているのだろう。
「今までハレルヤにばかり戦わせてしまっていたし…ずっとこのままではいられないと思っていたから」
「…アレルヤ」
「必要なら、僕も戦います。ハレルヤ程ではないけど、経験はある方だからね」
そう言って 微笑むと、何故かニールが先ほどまでの自信にみちた笑みではなく照れ笑いに変わった。
しかし、アレルヤはその微細な変化には気づかなかった。
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これのあとちょびっとだけロックオンのウィンディ話を書きたくて…なんとなく勢いで続きを書いてみた(笑)
ちなみにソレスタルビーイングの構成員は以下の通り
(誰も聞いてないとかいわれてもかきたいからかくよ!)↓
属性は主力のみ(バトル用なので属性ばらばら)
ボス:イオリア・シュヘンベルグ(なんかでっかい屋敷に住んでる謎のおじいちゃん)
バトル担当:
ニール(ほのお系)主力:ウィンディ
ライル(あく系)主力:ブラッキー
ティエリア(エスパー系)主力:フーディン
せっさん(じめん・いわ系)主力:ニドキング
※戦闘で本人らが使いそうなのセレクト。
諜報担当:
グラーベ(こおり・みず系)主力:ラプラス
ヒクサー(ほのお系)主力:ギャロップ
874(ひこう・みず系)主力:ルギア
※諜報なので騎乗可能な(移動手段にもなる)ポケモンが主力
新人:
アレルヤ(ドラゴン系)主力:ギャラドス
ハレルヤ(ほのお系)主力:リザードン
かきたかっただけほんと(笑)
他のメンバーは…絵とかなら描きたい…時間があれば
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