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  <title type="text">とりあえず置場</title>
  <subtitle type="html">文章ひとまずUPする場所</subtitle>
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  <updated>2008-08-30T20:24:16+09:00</updated>
  <author><name>日高サキ</name></author>
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    <published>2012-05-21T09:36:53+09:00</published> 
    <updated>2012-05-21T09:36:53+09:00</updated> 
    <category term="【00】色々" label="【00】色々" />
    <title>ぽけぱろ5</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p>
	※ヒクサー加入編の続き。<br />
	<br />
	&nbsp;</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<br />
	――――数日間探りを入れてみたが、ギンガ団の新たな拠点のひとつである、という情報以外に目新しいものはなく、先日出会った男の言う「内部抗争」とやらも起きる気配がない。<br />
	あと一日滞在して何もなければ、ひとまず一度引き上げなければならないだろう。<br />
	ハナヨの定期連絡を聞きながら、グラーベはそんなことを考えていた。<br />
	<br />
	『そちらでは、何か変わったことはありましたか』<br />
	<br />
	報告の最後、ハナヨが珍しくこちらへと問いかけをした。<br />
	彼女から話を振るということがまず珍しかったので一瞬グラーベは瞠目し、しかしすぐに気を取り直すと緩やかに首を横に振る。<br />
	<br />
	『&hellip;いや。ここの構成員は大人しい、ということくらいだな』<br />
	<br />
	『そうですか。――――――その近隣の火山に生息していたはずの&quot;ファイヤー&quot;の姿が確認できなくなった、という報告が上がっているので、何かあるのかもと思っていたのですが&hellip;』<br />
	<br />
	『&hellip;ファイヤーが？』<br />
	<br />
	グラーベは、思わず鸚鵡返しに尋ねてしまう。<br />
	ファイヤーというのはこの地域に古くから生息しているといわれる鳥型ポケモンで、孤島に住まうフリーザー、荒地の無人発電所に住まうサンダーと並ぶ伝説のポケモンでもある。<br />
	特にファイヤーは寿命を迎えると炎の中から再生するという言い伝えもあり、一部の地域では神聖視されているようだ。<br />
	<br />
	『ファイヤーは、３年に一度ではありますが、必ず同じ季節に同じ場所で目撃されています。それが、今年は確認できなかったとの報告が上がっています』<br />
	<br />
	『&hellip;&hellip;』<br />
	<br />
	『たまたま、というにはタイミングが良すぎる。なにかがあったと考えるのが妥当かと思われます』<br />
	<br />
	『やはり、もう少し確認する必要がありそうだな』<br />
	<br />
	『はい。&hellip;そういえば、スカウトできるかもしれないと言っていた&quot;彼&quot;については？』<br />
	<br />
	『あれから姿を見せない』<br />
	<br />
	応えると、ハナヨが少し考え込むような様子を見せた。<br />
	<br />
	『彼は、その街の駐留部隊の遂行する作戦とは無関係である筈。けれど、姿を見せないということは&hellip;何か、今回の件と関係があるのかもしれません』<br />
	<br />
	『そうかもしれないな』<br />
	<br />
	尚も食い下がるハナヨの言動を不思議に思っていると、それが顔に表れていたのか、ハナヨがくすりと笑みを零した。<br />
	<br />
	『私は、貴方が自発的に&quot;スカウトしたい人物がいる&quot;と言ってきたその彼に興味を抱いています。是非、ソレスタルビーイングに引き入れてくださいね』<br />
	<br />
	『&hellip;&hellip;ああ』<br />
	<br />
	そんなに分かりやすい顔をしていたのだろうか。<br />
	なんとなく居心地悪く感じたグラーベは、むっつりと黙り込むと素っ気のない返事をして通信を切った。<br />
	<br />
	<br />
	<br />
	<br />
	<br />
	<br />
	<br />
	<br />
	<br />
	（ファイヤーの件は初耳だった。その点を考慮に入れて、もう一度最初から整理してみるか&hellip;）<br />
	<br />
	グラーベは考え事をしながら、ここ数日通い詰めの湖へと足を向ける。<br />
	あわよくばまた『彼』に会えるかもしれないという思いもない訳ではなかったが、概ね考えの整理の為にやって来ていた。<br />
	にぎやかだが、そのにぎやかな雑音がグラーベの思考を程よく深く沈めてくれるのだ。<br />
	<br />
	もう夕暮れに近い時間ということもあり、日中のようなにぎやかさはなく静まり返っている。<br />
	どうやら、いるのはグラーベただ一人のようだった。<br />
	<br />
	（この街には、研究施設がある。あそこで、何らかの計画が進んでいるということまでは掴んでいたが&hellip;それがファイヤーに関するものだった、という事なのか？）<br />
	<br />
	考えながら、その施設がある方を眺める。<br />
	街の景観を壊してはならないという街の意向で、ギンガ団が隠れ蓑にしている企業の施設も三階建て以上のものは存在していない。<br />
	その中でも最も大きな建物が、何かの研究をしているらしい組織の所有物だという。<br />
	<br />
	「&hellip;？」<br />
	<br />
	夕焼けで赤みを帯びて見えるその建物をなんとはなしに眺めていたら――――僅かに白い煙が昇っているのが見えた。<br />
	思わずそれを凝視していると、今度は爆発。<br />
	破壊音のようだったから、恐らくは壁がポケモンの技か、爆弾のようなもので破壊されたのだろう。<br />
	<br />
	そして程なく、研究施設の方から大勢のギンガ団員たちが湖畔に駆け込んできた。<br />
	もつれ合うようにしてやってきた彼らはいずれも服が焼け焦げていて煤だらけで、中には服の端が燃えている者もいる。<br />
	服が燃えている者は我先にと湖に飛び込んでいき、そうでない者は湖畔にたどり着くと力尽きたように座り込み、あるいは倒れこんだ。<br />
	<br />
	「――――事故、か？」<br />
	<br />
	彼らがいるのは湖の反対側なので、湖越しに観察しながらグラーベはひとりつぶやく。<br />
	一体何が起きているのか調べてみようか。<br />
	そう考えて研究施設に向かうべく足を向けようとした矢先、その研究施設の方からまた一人駆け出してくるのが見えた。</p>
<p>
	燃えさかる鬣を揺らしたギャロップに跨る青年―――あの幹部の青年だ。<br />
	爆発に巻き込まれたのか、白いコートは僅かだが汚れていて、ギャロップの方も少し煤けている。<br />
	あっという間にグラーベのいる湖の反対側まで駆けてきたギャロップは、見覚えのあるグラーベを目にして何を思ったのか、急に足を止めた。<br />
	一瞬訝しげな顔をした青年だったが、ギャロップの視線の先にグラーベの存在を見止めるなり瞠目する。<br />
	&nbsp;</p>
<p>
	「！キミは&hellip;」<br />
	<br />
	青年はグラーベを見るなり何か言いたそうな仕草を見せたが、背後から更に大勢の人の気配が近づいてくるのを察するなり、ギャロップを急かして駆け出してしまった。<br />
	足元の悪い森とはいえ、ギャロップの足は速い。こちらもポケモンの足に頼らなくては追いつけないだろう。<br />
	すぐにそう判断すると、グラーベも手持ちから人を乗せて走れるポケモンを選んだ。<br />
	<br />
	が、ポケモンをボールから出して追いかけるよりも先に、背後から迫っていた者たちがグラーベに追いつく方が早かった。<br />
	<br />
	「なんだキサマは！さては、ヒクサー様の協力者か！？」<br />
	<br />
	一番手前にいた男が、そんなことを言いながらびしりとグラーベを指差す。<br />
	<br />
	（なるほど&hellip;ヒクサーという名なのか）<br />
	<br />
	初めて知ったその名をかみ締めていると、その沈黙を肯定と取ってしまったらしいギンガ団の構成員達があっという間にグラーベを囲んでしまう。<br />
	<br />
	「裏切り者のヒクサー様&hellip;いや、ヒクサーの協力者なら、容赦はしない」<br />
	<br />
	「彼は&hellip;ヒクサーは、何をしたんだ？」<br />
	<br />
	「とぼけるな！！せっかく捕らえたファイヤーを&hellip;！」<br />
	<br />
	誘導質問をしてみると、あっさり情報を明かしてくれた。<br />
	どうやら、ギンガ団はファイヤーに関するなんらかの計画を進行しており、それをあの幹部の青年―――ヒクサーが妨害したという事らしい。<br />
	<br />
	（&hellip;という事は、ヒクサーはギンガ団を追われた、という事か）<br />
	<br />
	「―――――やれ！！」<br />
	<br />
	たくさんのギンガ団員に囲まれながら、グラーベはそんなことを考えるくらいに余裕があった。<br />
	元より、一人で危険な地に赴くのが任務の諜報員なのだ。幹部クラスがいないギンガ団員の十人や二十人、なんということはない。<br />
	しかしながら、今回は早くヒクサーを追いかけたいという気持ちがあったので、短期決戦でいくことにした。<br />
	懐に隠している手持ちから二匹を選び出すと、モンスターボールを地面へと放り投げる。<br />
	<br />
	「ウツボット、&quot;どくどく&quot;。キュウコン、&quot;ほのおのうず&quot;」</p>
<p>
	ボールから開放されるのと同時に指示を出すと、二匹は指示通り、ギンガ団員たちのポケモン全体めがけて攻撃を仕掛けた。<br />
	一対多数の戦いに慣れているグラーベと、戦闘経験はあるのかもしれないが実力において不足のあるギンガ団員達との戦いは、ものの数分で決着がつき、殆ど無傷でグラーベはこの戦いに勝利。<br />
	撤退していく彼らの背すら見送らないまま、改めてヒクサーを追うべく踵を返した。<br />
	<br />
	「あのギャロップを追いかけてくれ」<br />
	<br />
	戦闘でも使ったキュウコンに跨りながら、疲れているのにすまないな、と、声をかける。<br />
	キュウコンは心得ているとばかりに軽く目を伏せ、そのまま優雅に足を踏み出した。</p>
<p>
	<br />
	<br />
	<br />
	<br />
	<br />
	<br />
	<br />
	＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
	ほんとに私が楽しいだけ（笑）<br />
	もうちょっとだけつづくよー<br />
	手持ち妄想。&darr;<br />
	【グラーベ】ラプラス/ヤミカラス/キュウコン/ドンファン/ウツボット/（残り１匹未定）<br />
	【ヒクサー】ギャロップ/ウィンディ/ライボルト/ファイヤー/ダイケンキ/ロズレイド</p>
]]> 
    </content>
    <author>
            <name>日高サキ</name>
        </author>
  </entry>
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    <id>phs0102.blog.shinobi.jp://entry/91</id>
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    <published>2012-02-26T18:24:11+09:00</published> 
    <updated>2012-02-26T18:24:11+09:00</updated> 
    <category term="【00】色々" label="【00】色々" />
    <title>ぽけぱろ４</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p>
	※今回は外伝組の話です。スパーク無料配布とつながってます。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	『――――――幹部がこの街に？』<br />
	<br />
	『はい。最近、その界隈における敵の勢力拡大が著しかったので、人材の配置を調べた所―――幹部の一人がよく滞在していることがわかりました』<br />
	<br />
	たまたま情報収集の為に訪れた街。<br />
	色々と見て回っていた途中に入った諜報部の唯一の仲間―――ハナヨからの通信内容に、グラーベはサングラスの下の目を丸くする。<br />
	<br />
	『幹部が指揮を執っている、ということか』<br />
	<br />
	『&hellip;&hellip;いえ、そういう訳ではないようです。ただ、人望はあるようで、滞在していることで安心感のようなものがあるのでしょう』<br />
	<br />
	『ギンガ団の幹部にしては珍しいタイプだな』<br />
	<br />
	『はい。なので、どのような人物か、調査していただきたいのです』<br />
	<br />
	ハナヨは、その性格上いつも話す内容が端的だが―――洞察力のあるグラーベには、彼女の内側に秘められた感情や意図がそれとなく分かる。</p>
<p>
	調査という言葉の裏に、「もし、組織に賛同できそうな人物ならば説得を」という意図を感じたグラーベは、逡巡の後に頷くと通信を切った。<br />
	<br />
	（&hellip;そういえば、ここは水源の街だったな）<br />
	<br />
	街の情報は、任務がない時に地域情報を収集しているのでかなり詳しい。<br />
	そのため、今回降り立ったこの街は、そこかしこから湧き水が出ており、それが特に多い街の西側に大きな湖があるという事を事前情報として知っていた。<br />
	幹部に接触する前に自身の手持ちであるラプラスを休ませてやってもいいかもしれない。<br />
	そう思い立ったグラーベは、そのまま街の外れを目指して歩き始める。<br />
	<br />
	グラーベの任務上、時には海や湖、川を越えていかなければならない場面も多いため、自然とグラーベのラプラスは「なみのり」を使うことが多い。<br />
	その分疲労も溜まっているから、と、グラーベは任務の合間にしばしば「彼」を休ませるのだ。<br />
	<br />
	街の外は森が広がっているから、街道が整備されていなければ、もっと人口の少ない静かな街だったのだろう。<br />
	街にどういう意図があったのかはわからないが、大型店舗やマンションが並び、比較的大きな町になっている様子を見ていたら、すぐに町外れへとたどり着いていた。<br />
	<br />
	釣りを楽しむ者もいれば、自分のようにポケモンを連れて歩いているような者もいる。<br />
	こんなにのどかな街にギンガ団が―――犯罪組織が入り込んでいるだなんて、誰が想像できるだろうか。<br />
	<br />
	早速ボールから出したラプラスに湖で遊んでいろと言って、グラーベも水辺にしゃがみこむ。<br />
	グラーベのように水ポケモンを遊ばせてやろうとやって来ている者は多いようで、水辺には多くの水ポケモンが集まっていた。<br />
	<br />
	<br />
	<br />
	<br />
	<br />
	<br />
	<br />
	「―――――&hellip;水辺に、ギャロップ？」<br />
	<br />
	殆どが水ポケモンだったが、僅かに混じっていた場違いな属性のポケモン―――その中でも最も似つかわしくないと思える炎タイプがいたことで、自然とグラーベの視線は吸い寄せられる。<br />
	<br />
	それは、ずいぶんと立派な体躯のギャロップだった。<br />
	炎のたてがみは色濃く勢いがあり、脚も四肢共にしっかりと筋肉がついていて、よく引き締まっている。<br />
	一体どんな手入れをしているのかは知らないが、見た目はポケモン愛好家が泣いて喜ぶほどの美しさだ。<br />
	ただ水を飲んでいるだけの姿だったが、ポケモンの見た目に無頓着であるグラーベから見ても美しいポケモンであることは一目瞭然。<br />
	しかも、恐らく相当強いだろう。<br />
	<br />
	雰囲気から伝わってくる威圧感でグラーベは漠然とそう理解していた。<br />
	<br />
	『――――――やあ』<br />
	<br />
	『！』<br />
	<br />
	ポケモンに見入っていたら、人の気配が近づくのに気づくのが遅れた。<br />
	自分の失態に僅かに動揺しつつ振り返ると、そこには一人の青年が立っていた。<br />
	<br />
	笑みの表情を作っていたが、それは微妙な不自然さを残していて―――グラーベはすぐにそれが作り笑顔だと分かる。<br />
	<br />
	『ボクのギャロップが気になるのかい？』<br />
	<br />
	（この男&hellip;）<br />
	<br />
	色素の薄い金髪を揺らして歩み寄ってきた男は、言いながら自身も水辺へと視線をやった。<br />
	違和感には気づかなかったふりをしつつ、グラーベもつられるように水辺へと視線を戻す。<br />
	<br />
	『水辺にギャロップがいるのが珍しかったので、思わず見ていた。』<br />
	<br />
	『少し疲れているようだったから、息抜きにと思って連れて来たんだ』<br />
	<br />
	『&hellip;そうか。私もだ』<br />
	<br />
	多弁なほうではないのか、男はギャロップを&hellip;自分のポケモンを見ていたグラーベにいくつかの質問をしただけで、後は何も言わなくなる。<br />
	グラーベもあまり多弁な方ではないが、彼も同等にしゃべらないらしい。<br />
	近くにいながら会話が全く広がらないという状態になった二人は、やることもなく、ただ自分のポケモンを見守ることにした。<br />
	<br />
	『&hellip;ああ、もしかして、あのラプラスがキミの』<br />
	<br />
	『そうだ。しかし、何故分かった？』<br />
	<br />
	『あのラプラスが、よくキミの動きを追っているからさ。よく懐いているんだね』<br />
	<br />
	どう返したらいいのか、すぐには思いつかず―――グラーベは曖昧に相槌を打つ。<br />
	しばらくは、互いのポケモンを見守っているだけだったが&hellip;急に金髪の男が口を開いた。<br />
	<br />
	『――――――キミ、外から来たんだろう？』<br />
	<br />
	『ああ、そうだが』<br />
	<br />
	『この街に長居すると危ないよ。早めに去った方がいい』<br />
	<br />
	意味深な言葉に、グラーベは思わず臨戦態勢をとる。<br />
	だがその警戒を察した男が、苦笑しながら首を振った。<br />
	<br />
	『&hellip;近いうちにギンガ団の内部抗争が起きるかもしれない。巻き込まれたくなければ、早めに街を出ることだ』<br />
	<br />
	『何故、それを私に？』<br />
	<br />
	『キミがソレスタルビーイングだから、かな』<br />
	<br />
	『&hellip;』<br />
	<br />
	『冗談だよ。まあ、近くには来ているかもしれないけど』<br />
	<br />
	ソレスタルビーイングの構成員である証拠は何一つ所持していない筈だったので、おかしいと思いつつ見つめ返すと、すぐに男は肩をすくめて苦笑した。<br />
	<br />
	『キミは見た所、いい人そうだから。忠告だけでもしておこうかなと思っただけさ』<br />
	<br />
	『&hellip;&hellip;そうか』<br />
	<br />
	礼を言ったらいいのか、警戒すればいいのか&hellip;返答の仕方に困っていたら、男はそのまま水辺のギャロップに声をかけてボールへと戻すと立ち去っていく。<br />
	何となく気になって小さくなっていく背中を見つめていたが、ふと思い立って端末を開き、ハナヨが送信してくれた調査対象の情報を呼び出す。<br />
	<br />
	（&hellip;白に近い金髪と、青い目。白のコート。&hellip;&hellip;まさか）<br />
	<br />
	まだ探し始めるつもりがなかったので目を通していなかったのが悔やまれる。<br />
	この情報を見る限り、あのギャロップの主人である男は、ギンガ団幹部で間違いなさそうだ。<br />
	普段は北端の街にある本部で過ごしているというが、一体何のためにここに来ているのだろうか。<br />
	<br />
	（それに、あの男がギンガ団だとは思えない）<br />
	<br />
	長年、諜報任務の為にギンガ団の構成員達をすぐ近くで見てきたグラーベには、彼がギンガ団らしい気性ではないように思えたのだ。<br />
	表面上は、確かに何を考えているのか分からないし、あの隙のない目つきはギンガ団の幹部というだけあって迫力がある。<br />
	<br />
	だが―――――。<br />
	<br />
	（彼はギャロップを大切にしているように見えた。ポケモンは道具だと考えるのがギンガ団の考え方だが&hellip;彼は違う）<br />
	<br />
	よく手入れをされていたのもそうだが、ボールに戻る前に見せた彼のギャロップの眼差しは、主への絶対的な信頼があった。<br />
	恐らく長い間あのギャロップと行動を共にしているというのもあるだろうが、気位の高いギャロップがあそこまでひたむきに主へ情を示すことは滅多にない。<br />
	そんなギャロップにあれだけの目をさせるというのは、彼がギャロップをとても大切にしているという事実に他ならない。<br />
	<br />
	そしてそんなギンガ団構成員を、グラーベは今まで見た事がなかった。<br />
	<br />
	（応じるかは分からないが&hellip;スカウトをする価値はあるだろうな）<br />
	<br />
	情報をくれたハナヨに感謝しつつ、こっそりとグラーベは彼を勧誘すると決心した。</p>
<p>
	<br />
	<br />
	<br />
	<br />
	<br />
	<br />
	<br />
	＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋</p>
<p>
	自分だけが楽しいポケパロ＠外伝組（笑）<br />
	無駄に続きます。</p>
<p>
	<br />
	&nbsp;</p>
]]> 
    </content>
    <author>
            <name>日高サキ</name>
        </author>
  </entry>
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    <id>phs0102.blog.shinobi.jp://entry/90</id>
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    <published>2011-10-23T14:54:32+09:00</published> 
    <updated>2011-10-23T14:54:32+09:00</updated> 
    <category term="【00】色々" label="【00】色々" />
    <title>スパーク無料配布</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[※ポケモンパロ＠グラヒク編。<br />
さりげなく「ポケモンパロ３」とつながってます！<br />
<br />
<br />
<br />
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<br />
	ほとんど住む人間のいない、小さな島の山道を歩く人影が二つ。<br />
	片方は白を基調とした服装、片方は黒を基調とした服装をしており、はたから見るとまるで正反対だ。<br />
	<br />
	「&hellip;まだ拗ねているのか」<br />
	<br />
	「&hellip;&hellip;&hellip;拗ねてるよ！」<br />
	<br />
	白い青年は、黒い青年の指摘と自己申告の通り、拗ねていた。<br />
	理由は簡単。<br />
	置いていくつもりだったポケモン―――負傷しているギャロップを、黒い青年の一言が決定打となり連れて行く羽目になってしまったからだ。<br />
	たまたま、預けるつもりだった相手が、入れておくだけで体力が回復するという機能をもったボールを提供してくれたからこそ、ヒクサーもしぶしぶ頷いたのだが&hellip;正直なところ、連れて行きたくなかった。<br />
	今歩いているここは決して足場がいいとは言えないし、もし仮にバトルになろうものなら、ギャロップは全力で戦いたがる。<br />
	それは、足を怪我しているヒクサーのギャロップには、絶対にやらせたくないことだ。<br />
	<br />
	「グラーベちゃんも知ってただろ？ギャロップは足を怪我してるんだ。この状態で無理をすれば、下手をしたら二度と走れなくなる」<br />
	<br />
	「だが、置いていけばそのギャロップは彼の家を飛び出してでもついて来たかもしれない。前例がない訳ではないからな」<br />
	<br />
	「&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;」<br />
	<br />
	「ギャロップは足の速さが命だ。お前が心配する気持ちは分かるが&hellip;そのギャロップの性格上、無理をするなという方が無理な話。そうだろう、ヒクサー」<br />
	<br />
	黒い青年&hellip;グラーベの指摘に、とうとう白い青年&hellip;ヒクサーは黙り込む。<br />
	<br />
	彼の言うとおり、確かにヒクサーの手持ちポケモンであるギャロップは、無理をするところがあった。<br />
	まだポニータであった頃からそういうところがあったから、もはやそういう性格なのだろう。<br />
	昔、ある組織にいた頃は多少負けん気が強いだけだと思っていたのだが、組織を抜ける時に発揮されたその芯の強さに、主でありながらひどく驚いたのだ。<br />
	<br />
	「まあ、このボールにいる分には、いいんだけどさ」<br />
	<br />
	「&hellip;そうだな。回復したら、出してやればいい」<br />
	<br />
	グラーベの言葉に、ヒクサーが心なしか落ち込んだ様子でこくりと頷き返す。<br />
	年齢からすれば少し幼いその仕草はここ半年程で現れるようになったもので、実はこのソレスタルビーイングに入る前後の彼は、こんな仕草どころか、グラーベのように無表情そのものだった。<br />
	<br />
	<br />
	&nbsp;</p>
<p>
	（&hellip;ヒクサーにとっては、どっちが幸せだったのか&hellip;いや、聞くまでもないか）<br />
	<br />
	一瞬、衣食住はもちろん見返りも多かったであろうかつての居場所と今の居場所、どちらが良かったのか、と聞きかけて、グラーベはすぐに口をつぐむ。<br />
	今いる組織&hellip;ソレスタルビーイングは、待遇は決していいとはいえないし、諜報部隊とて自分たち二人と、遠方に出ているハナヨの三人だけ、という極少数。<br />
	単独で敵の近くまで行くこともよくあるし、存在が知られてしまった場合、一対多数のバトルを強いられることもある。<br />
	そのため、諜報部隊の面々は一対多数のバトルに慣れており、手持ちポケモンも大技を持つ強いポケモンばかりを揃えている。<br />
	そのことからも、過酷であることには間違いがないのだが―――ヒクサーは「仲間」になってから、表情がだんだんと緩んでいき、笑顔も増えた。<br />
	かつての、無表情かつ無口だった頃とは大違いだ。<br />
	&nbsp;</p>
<p>
	しかしおそらくは、こちらが本来のヒクサーなのだろう。<br />
	その笑顔を見るたびに、グラーベは改めて、あの日彼に手を差し伸べてよかった、と思うのだ。<br />
	&nbsp;</p>
<p>
	「――――――グラーベ、ちゃん」<br />
	<br />
	「&hellip;！」<br />
	<br />
	心なしか堅い声につられて視線を前方に戻すと―――少し遠くに複数人の気配が感じられた。<br />
	<br />
	「どうやらこの辺りで間違いなかったようだな。気をつけて歩くぞ」<br />
	<br />
	自分にも言い聞かせるつもりでそう言うと、ヒクサーも頷く。<br />
	グラーベは事前にヤミカラスをボールから出し、ヒクサーもウィンディを出した。<br />
	<br />
	ヤミカラスは小型である上に色彩も暗色なので目立たないが、ウィンディは人が二人くらい乗ってもそのまま走れる程に体が大きい。<br />
	その分、少々目立ってしまうものの、ガーディ同様にウィンディは鼻が利く。<br />
	<br />
	「&hellip;ポケモンや人がたくさん集まっている所、分かるか？」<br />
	<br />
	ヒクサーの問いや意図は、ギャロップの次に長く連れ歩いている為に分かっているようだ。<br />
	心得たとばかりに、ウィンディはそろり、と静かな足取りで前を歩き始める。<br />
	それと同時にヤミカラスが霧を発生させ、敵に見つかりにくい状況を作り出した。<br />
	<br />
	「&hellip;予想が外れてればいいんだけど」<br />
	<br />
	「そうだな」<br />
	<br />
	「オレ、戦闘は嫌だなあ」<br />
	<br />
	困ったような調子を含んだヒクサーの声音は、少しばかり低くなった。<br />
	<br />
	（&hellip;やはり、まだ戦闘中は癖が抜けないんだな）<br />
	<br />
	ヒクサーは、バトルになるとどうしても「昔の性格」が強く出てしまい、別人のようになる。<br />
	ソレスタルビーイングに入ってから認知されるようになった性格しか知らない面々が見れば、きっとひどく驚くだろう。<br />
	グラーベとしては、できればバトル中でも今の彼のままでいて欲しいと思うのだが―――長年培ってきたものだから難しいのかもしれない。<br />
	<br />
	彼は強いが、戦闘が嫌いだ。<br />
	グラーベ自身も弱くはないが、ヒクサー同様、戦闘は好まない。<br />
	それにヒクサーの昔を思い出させる様子を見ているのも好まないので、必然的に戦闘は早く終わらせるべきだ、と考えていた。<br />
	&nbsp;</p>
<p>
	「仮に戦闘になったとしても、すぐに終わらせる」<br />
	<br />
	「&hellip;&hellip;期待しているよ、グラーベ」<br />
	<br />
	気配が近いためだろう、ヒクサーは殆ど昔の表情と声音になってしまっていたが、それでも口元にどうにか笑みを作っている。<br />
	そこに僅かながらの進歩を感じて、グラーベもまた不器用なりに笑みを返した。</p>
]]> 
    </content>
    <author>
            <name>日高サキ</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>phs0102.blog.shinobi.jp://entry/89</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://phs0102.blog.shinobi.jp/%E3%82%AA%E3%83%95%E8%A9%A6%E8%AA%AD%E6%9D%BF/%E3%80%90t-b%E3%80%91there%20is%20no%20love%20here." />
    <published>2011-06-25T17:25:15+09:00</published> 
    <updated>2011-06-25T17:25:15+09:00</updated> 
    <category term="オフ試読板" label="オフ試読板" />
    <title>【T&amp;B】There is no love here.</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p><br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
下町に程近い、静かな住宅街の一角に虎徹の家はある。<br />
遠慮するな、と言われて招かれた家の玄関をくぐったところで、バーナビーはふと思った疑問を口にした。<br />
<br />
「ご家族に迷惑なんじゃないですか？」</p>
<p>「ここに住んでるのは俺だけだよ」<br />
<br />
「&hellip;娘さんは」<br />
<br />
「娘は俺の母親に預けてる」<br />
<br />
問いかければ、簡潔な答えが返ってくる。<br />
回答内容からして事情があるのは察したが、やはり妻のことについては聞けなかった。<br />
離婚なのか、死別なのか。それ次第では彼にとっても回答しづらい質問になるだろう。<br />
<br />
「服はすぐ洗濯するから、ランドリーにぶち込んどけ。タオルは置いてあるから」<br />
<br />
一人暮らしが長いのか、虎徹は手馴れた様子で指示をして自室から持ってきたと思われる着替えを渡してくる。<br />
そのままバスルームに閉じ込められてしまったので、バーナビーは諦めてシャワーを借りることにした。<br />
<br />
バスルームに揃ってる生活用品の類も、虎徹が使っていると思われるものしかなく、女性が住んでいるような様子はない。<br />
彼の言うとおり、ここには本当に彼一人で住んでいるようだ。<br />
<br />
（&hellip;あれだけ娘を溺愛してる割に、一緒には住まない。分からない人だ）<br />
<br />
シャワーを頭から浴びながら、バーナビーはふと考える。<br />
そういえば、以前聞いた話では、娘に仕事のことを明かしていないと言っていた。<br />
一緒に住んでいると仕事のことを隠しきれない、ということなのだろうか？<br />
<br />
（いや、そうだとしても）<br />
<br />
それは、同居しない理由にはならないような気がする。<br />
あと考えうる可能性。<br />
それは、彼の妻に起因している、という可能性だろう。<br />
離別にしても死別にしても、この仕事をしている限り、虎徹一人では娘の身の回りの世話ができない。<br />
その為の一人暮らしなのだとしたら、いかにも家族を愛していそうな彼らしくない選択だと思う。<br />
<br />
四歳からずっと一人のバーナビーにはもう長らく縁のない感覚だが、家族というのはやはり特別なつながりのある人間関係だ。<br />
勿論家族の形というのは様々だし、この仕事のために家族と離れているのは虎徹一人ではないだろう。<br />
だが、彼のように他人をこれでもかというほど構い倒し、世話を焼きたがる性格の人間ならば、多少無理をしてでも家族と共にいたがるのではないだろうか。<br />
<br />
事実、彼は娘の事を何より大事に思っている節がある。<br />
そんな彼が、娘の傍を離れてでもヒーローを続けている理由が、バーナビーには分からなかった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
バスルームから出ると、そのままリビングを目指す。<br />
先ほどは背中を押されてすぐにバスルームに押し込められたのでまともに見られなかったが、リビングは一人暮らしの割にすっきりとまとまっていた。<br />
棚には家族の写真と思われるものが並んでいたが、数枚の写真立ては何故か伏せられている。<br />
目に入るのは娘の写真か、娘と虎徹とが写っている写真のいずれかだったから、恐らくは家族写真や妻の写真が伏せてあるのだろう。<br />
<br />
（こういうところまで気を遣う必要はないんですけど、ね）<br />
<br />
キッチンでなにやら作っているらしい虎徹の背中を見ながら、バーナビーはため息をつく。<br />
余計なお世話だが、気持ちだけはもらっておこう。<br />
譲歩してそう考えられる程度には、虎徹の行動を許せるようになっていた。そんな自分に、少しだけ驚く。<br />
<br />
「おう、上がってたのか」<br />
<br />
「ありがとうございました」<br />
<br />
「飯作ったんだけど、食ってくだろ？服乾くの待ってたら遅くなっちまうし」<br />
<br />
「――――そう、ですね。じゃあ、いただきます」<br />
<br />
本当は食べる気にはならなかったのだが、せっかく用意されたものを食べないのも失礼な気がしたので、社交辞令的に答えた。<br />
<br />
「っと、その前にちゃんと髪乾かさないとな」<br />
<br />
首の近くまで水がはねていたので、髪も念のために洗ったのだが、髪質が少し乾きづらいらしく、ある程度乾かしたつもりでもまだ濡れている。<br />
目敏く気づいた虎徹が、バーナビーの肩に乗っていたタオルを取ると頭へと持っていった。<br />
<br />
「おー、髪柔らかいなお前」<br />
<br />
「おじさんに比べたらそうでしょうね」<br />
<br />
彼は、放っておけと言ってもあれこれと言い返してきて結局手を出すのだ。<br />
ならば最初から諦めてしまうのがいい、と判断したバーナビーは、虎徹のしたいようにさせる。<br />
<br />
「ドライヤー&hellip;するほどでもないか」<br />
<br />
暫くしてから、よし、という声がタオル越しのくぐもった音として聞こえたかと思うと、先ほどよりも湿気を多く含んだタオルが頭から離れていった。<br />
<br />
少し冷めちまったけど、と前置きをして虎徹がテーブルに用意したのは、ライスと具材とを混ぜて炒めた料理だった。<br />
料理の名はピラフだと彼が言ったが、バーナビーにとってはあまり馴染みのない料理である。<br />
外ではあまり分からないが、こういう細かいところで、彼との育ちや人種の違いを感じさせる。<br />
単に、バーナビーがこういう料理に縁がなさすぎるだけなのかもしれないが。<br />
<br />
「あ、先食っててくれ」<br />
<br />
そう言って、虎徹はバーナビーに席につくよう促してから、手早くネクタイを解いた。<br />
<br />
仕事で着替えている際によく見かける、特に珍しくもない光景だったが―――オフで、しかも彼の家という場所のせいか、妙に新鮮な印象を受ける。<br />
そのままベストも脱ぎ、簡素なシャツ姿になってから、虎徹は改めてテーブルにつく。<br />
<br />
「よし、いただきます！」<br />
<br />
「&hellip;&hellip;いただきます」<br />
<br />
「なんだ、まだ食ってなかったのかよ」<br />
<br />
虎徹の掛け声で、バーナビーははっと我に返った。<br />
誤魔化すように同じ言葉を呟くと、虎徹が意外そうな顔をする。<br />
しかし「あなたの着替えを見ていたからです」だなんて言える筈がない。<br />
<br />
「先に食べるのも、と思ったので」<br />
<br />
「お前、変なところで律儀だよなあ」<br />
<br />
適当に誤魔化したら、どうやらうまくいったらしい。<br />
ほっと胸を撫で下ろしつつ、ピラフを口にする。<br />
<br />
「思ったより上手なんですね、料理」<br />
<br />
「まーな」<br />
<br />
曰く、作った方が安上がりだし栄養バランスにも配慮しやすいという事らしい。<br />
体調管理がしっかりできてこそのヒーローだ、と、胸を張る様子は何処となく子どもっぽいが、彼の言っている内容にはなるほどと思えるところがある。<br />
実際、ヒーローという職業は身体が何よりの資本である。<br />
健康かつ強靭な身体があって初めて、犯人に立ち向かうことができるのだから、当然といえば当然の論理だ。<br />
言い方は軽いが、十年もの間ヒーローを続けているだけあって、言葉自体には深みがある。<br />
バーナビー自身もこの点は意識しているのだが、改めて言われると、より一層気をつけなければ、と思う。<br />
<br />
（優秀かどうかは置いておいて、こういう点は尊敬してもいいのかもしれない）<br />
<br />
本人には絶対言うつもりはないが、こっそりバーナビーは感心する。<br />
<br />
「―――&hellip;！」<br />
<br />
たまには仕事に関係のない話でも振ってみようか、と口を開こうとしたタイミングで、よりにもよって会社の関係者からの電話が入る。<br />
コール主はアレキサンダー・ロイズだ。<br />
虎徹に視線で断りを入れてから、すぐに電話に出た。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋<br />
たぶんこれの冒頭読んだら間違いなく「あーこいつこれが書きたかったんだな」ってバレてしまうと思ってあえて冒頭避けました（笑）<br />
おじさんマジおとうさんでバニーまじ息子になってしまえって思いながら書いたら少し親子風になったけど最終的には一応ＢＬ風になった気がします</p>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>日高サキ</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>phs0102.blog.shinobi.jp://entry/88</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://phs0102.blog.shinobi.jp/%E3%80%9000%E3%80%91%E8%89%B2%E3%80%85/%E3%81%BD%E3%81%91%E3%82%82%E3%82%93%E3%81%B1%E3%82%8D%EF%BC%93" />
    <published>2011-06-10T03:25:18+09:00</published> 
    <updated>2011-06-10T03:25:18+09:00</updated> 
    <category term="【00】色々" label="【00】色々" />
    <title>ぽけもんぱろ３</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p>※アレルヤとヒクサーとグラーベちゃん。<br />
<br />
前提！（復習も兼ねて一部同じ事かいてる）<br />
<br />
・アレルヤは拾われっ子で元ギンガ団（&larr;ポケモン使って悪い事する集団）で、現在はポケモン育て屋<br />
・（ここには出てこないけど）ハレルヤもアレルヤと同じ境遇で、放浪ポケモントレーナー（時々帰ってくる）<br />
・ディランディ兄弟はＣＢ所属（ギンガ団に対抗してる民間組織）<br />
・アレハレは最近ニールのお誘いでCB入り<br />
・ヒクサーとグラーベはCB諜報部所属<br />
・ヒクサーもアレルヤと同じ元ギンガ団（しかも幹部）<br />
<br />
上記踏まえてどぞ！<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
仲間になることを了承した途端、アレルヤの家には来客が増えた。<br />
主に傷ついたポケモンを療養させたいのでしばらく預かってほしいという内容が多く、今回訪れた情報部所属だという青年も、そのようだった。<br />
<br />
依頼内容は、彼の所持ポケモン「ギャロップ」の一時預かりである。<br />
ギャロップは炎のたてがみを持つ優美な馬の姿をしており、その美しさからとても人気があるポケモンだ。<br />
ただしとても気位が高く気性も荒い為、捕獲が非常に困難。<br />
従って、大抵は育て屋に捕獲したポニータを預けるか、自らの手で育てるというのが主流である。<br />
<br />
「ほら、拗ねるなよギャロップ！」<br />
<br />
青年が連れてきたギャロップは、彼が手ずから育てたのだろう、よく懐いている風に見えた。<br />
青年のふわふわとした金髪に頬を摺り寄せて「離れたくない」とばかりにくっついているその姿は、なかなか懐かないといわれるあのギャロップの姿とは思えない。<br />
古傷もいくつか見受けられるから、きっと彼と共に幾度となくポケモンバトルをこなしながら育ってきたのだろう。<br />
<br />
「えーと&hellip;アレルヤ、だっけ？」<br />
<br />
「はい」<br />
<br />
ヒクサー、と名乗った青年は、ギャロップを引き剥がすのをひとまず諦めると、ふと楽しそうな表情でアレルヤを見やった。<br />
ポケモンにびしっと命令ができない優柔不断な青年かと思えば、淡いスカイブルーの瞳は思いのほか鋭く、今でこそ柔和な笑みの形を作っているが、真面目な表情を作ればかなりの美形に入るだろう。<br />
一瞬だけ見えたその真面目な表情の面影に、アレルヤはなにかを思い出しかける。<br />
<br />
（&hellip;&hellip;あれ、この人、どこかで？）<br />
<br />
どことなく、その優しさ混じりの眼差しは組織時代に時折直接指導をしてくれた幹部に似ているような気もした。<br />
しかし、その幹部は無口だったので、目の前のヒクサーとは似てもにつかない。<br />
<br />
「あの、僕の顔に何か？」<br />
<br />
先ほどからこちらを見続けている青年にいたたまれなさを感じて声をかけると、明るい雰囲気の割にあまり話しかけてこなかった彼はとたんに人なつこそうな笑みを向けた。<br />
<br />
「いや、大きくなったなあって思っただけ。覚えてない？オレ、昔ギンガ団で時々子供たちの練習相手してたんだけど」<br />
<br />
「･････････もしかして、いつもギャロップ一匹だけで僕たちの相手をしていました？」<br />
<br />
「そーそー。そのときのギャロップだよ、こいつ」<br />
<br />
傍らのギャロップを振り返りながら、「元幹部」は快活な笑みを浮かべた。<br />
――――――アレルヤの記憶が確かなら、その幹部はしゃべらないどころかにこりとも微笑まない人だった。<br />
いつも何かに思い悩んでいるような顔をして、たった一匹、ギャロップだけであらゆるタイプのポケモンを持つ子供たちを、文字通り一蹴していた。<br />
<br />
（人って変わるものなんだなぁ･･･）<br />
<br />
顔立ち以外に全く面影のなくなった元幹部の青年を前に、アレルヤは感慨深い気持ちになる。<br />
印象はまるで変わってしまったが、今の彼はとても生き生きしているようにみえた。<br />
心なしかギャロップの表情も違うような気もする。<br />
<br />
「――――――っと、いけない。外でグラーベちゃんが待ってるんだ。それじゃ、ギャロップのこと頼んだぜ」<br />
<br />
「ギャロップは納得していないみたいですが･･･いいんですか？」<br />
<br />
そういわれて、ようやくヒクサーは自分のギャロップが服の裾をくわえていることに気づいた。<br />
一瞬驚いた顔をした後、困った顔になっていく。<br />
<br />
「ギャロップ、今回行くところは道も険しいし、･･･今のおまえの足は、無理するより休んだ方がいいんだ」<br />
<br />
そう言っても、ギャロップはじいっと主を見つめるばかりで服を離そうとしない。<br />
<br />
つきあいの長い相棒なので、こういうときのギャロップはてこでも動かない事を、ヒクサーはよくわかっていた。<br />
いよいよもって困り果てていると、傍らで一人と一匹のやりとりを見ていたアレルヤが、一歩前にでてくる。<br />
<br />
「あの、これに入れていったらどうでしょう」<br />
<br />
「･･･それは？」<br />
<br />
「イアンさん･･･近所のボール職人さんからいただいた、ヒールボールです。入れているだけでポケモンを癒してくれるんだそうですよ」<br />
<br />
「それなら、連れて歩いても問題ないな」<br />
<br />
「っグラーベちゃん！」<br />
<br />
敷地の外で待っていた筈のヒクサーの相棒―――グラーベが、いつの間にか背後でうんうんとうなずいている。<br />
明るい色彩のヒクサーとは逆で、全身が真っ黒の青年だ。<br />
肩にはこれもまた彼に似た色彩のポケモン、ヤミカラスが鎮座している。<br />
<br />
「だいたい、こんなに軽い脚のけがでギャロップを置いていってどうする。海以外ならほとんどの場所をギャロップに乗って行くくせに」<br />
<br />
「･･････脚のけがはどんなに軽くても命取りになるの！」<br />
<br />
「･･･でも、それでもギャロップはついていきたいみたいです」<br />
<br />
ギャロップの鼻筋をなでながら、アレルヤが畳みかけるように告げる。<br />
とどめのようにギャロップが不機嫌そうに嘶いて、ヒクサーはとうとう白旗を揚げた。<br />
<br />
「～～～わかったよ！でも、絶対にボールからは出さないからな。分かったか、ギャロップ？」<br />
<br />
がっくりと肩を落としたヒクサーのすぐ横で、グラーベが苦笑を浮かべているのが目に入り、アレルヤもつられて笑ってしまう。<br />
<br />
「&hellip;騒がせてしまってすまなかった」<br />
<br />
「いえ、ずっと静かな家だったので、こうして賑やかになるのは嬉しいです」<br />
<br />
「そう言ってもらえると気が休まる。急ぎの任務なのでこれで失礼するが、今度会う時には改めて自己紹介させてもらおう」<br />
<br />
早速ボールに入れようと奮起しているヒクサーが外に向かうのを追いかけながら、グラーベは短くそう挨拶して、アレルヤの家を後にした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<br />
<br />
<br />
＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋<br />
相変わらず書いてる私しか楽しくない話（笑）<br />
ちなみにグラヒク過去編ネタもあるという&hellip;グラヒクコンビはハードで真面目な過去です。<br />
<br />
ポメラたんに書き置きしたままだったのをようやくもってきた]]> 
    </content>
    <author>
            <name>日高サキ</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>phs0102.blog.shinobi.jp://entry/87</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://phs0102.blog.shinobi.jp/%E3%82%AA%E3%83%95%E8%A9%A6%E8%AA%AD%E6%9D%BF/%E3%80%90t-b%E3%80%91%E5%85%8E%E8%99%8E%E7%AA%81%E7%99%BA%E6%9C%AC" />
    <published>2011-05-01T14:44:19+09:00</published> 
    <updated>2011-05-01T14:44:19+09:00</updated> 
    <category term="オフ試読板" label="オフ試読板" />
    <title>【T&amp;B】兎虎突発本</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p>※T&amp;B突発コピ本サンプルです。コンビ要素のが強い<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
現場は当初ハイウェイと言われていたのだが、途中で犯人が車両を捨て狭い路地の多い地域に逃げ込んだというので、途中で道を変えて現場へと向かった。<br />
<br />
現場には既に小回りの利く専用車両をもつファイヤーエンブレムと移動手段を必要としないスカイハイが到着していた。<br />
ブルーローズの専用車両はステージも兼ねているのだが今回の現場には不適切と判断されたようで、別車両でこちらへ向かっているという。<br />
常に様々な場所に張り巡らされているテレビの中継車は早くも街の比較的広い通りに配置されており、いつものスタッフが中継の準備を始めていた。<br />
本格的な行動開始はカメラが回り始めてから、と理解しているヒーローの面々は、警戒こそしているがいずれも行動を開始してはいない。<br />
<br />
『相手は武器の密輸をしていたようね。乗り捨てた車両からは大量の銃と爆弾が発見されたわ』<br />
<br />
「おいおい、それじゃあ」<br />
<br />
『&hellip;そうね。恐らく、武器の一部を持って逃げているでしょう』<br />
<br />
「！そういう事は早く言えッ」<br />
<br />
インカム越しに怒鳴って、虎徹は急に走り出した。<br />
雰囲気で先走った行動に出たことを察したのだろう、聞こえてくる番組プロデューサー・アニエスの声は明らかに慌てている。<br />
<br />
『ちょっと待ちなさい！タイガー!!』<br />
<br />
「おじさん、まだ中継は始まってませんよ」<br />
<br />
「んなもん待ってられっか！お前はそこで指くわえて見てろ！」<br />
<br />
バーナビーと話している間にどうにかスタッフの準備が整ったのか、中継は虎徹が走っている途中で開始される。<br />
最悪のタイミングで映ってしまったことにアニエスの重いため息が聞こえてきそうだ。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
（全く&hellip;本当に彼はベテランなのか？）<br />
<br />
あまりにも短絡的過ぎて、何度過ぎったか分からない感想を抱きながら、虎徹の背を追う。<br />
カメラに映されていることを意識していないとしか思えないランニングフォームはお世辞にも美しいとはいえないが、彼の行動自体は、市民の早期安全確保の観点からすれば正しい。<br />
「何」を第一とするかによって、虎徹の行動は判断の分かれるものだということは、バーナビーにも分かっていた。&nbsp;<br />
<br />
（―――――でも、これはあくまでビジネスだ）<br />
<br />
視界に入ったスポンサー企業のロゴで、バーナビーは思考を引き戻す。<br />
自分達にはスポンサーがいて、そして立場上、視聴者を満足させる「活躍」をする必要がある。<br />
ヒーローとしての行動はポイント化されており、その数字をいかに稼ぐかによって「優秀なヒーロー」であるか否かが判断される。<br />
<br />
そして虎徹は―――ワイルドタイガーは、ポイントを稼げない、この判断基準で言えば最も劣ったヒーロー、ということだ。<br />
それは実際正しく、概ね彼の行動はビジネスとしてのヒーローをやりきれていない。<br />
<br />
「おじさん！何も考えずに突っ込まないでください」<br />
<br />
「あ？」<br />
<br />
「前方に移動する複数の熱源反応があります。状況から見て犯人集団でしょう」<br />
<br />
金属反応もあり、その大きさからも犯人と思われることを告げると、ようやく虎徹も走るのを止めてスーツのスキャン機能を使い始める。<br />
先日ようやく使い方を覚えたというだけあって、指先の動きは以前より滑らかだ。<br />
<br />
「―――――おい、方向が&hellip;」<br />
<br />
「&hellip;まだ避難指示が出ていない地域に向かっていますね」<br />
<br />
ああ、くそ！という悪態が聞こえてきたかと思うと、やはり彼は走り出していた。<br />
多少肩が上下しているが、スーツを着ていても未だに走るスピードが落ちていない。<br />
普段バーナビーよりトレーニングを怠っているとは思えないようなスタミナだ。<br />
<br />
「前！」<br />
<br />
「わーってるよ！」<br />
<br />
「分かってるなら止―――」<br />
<br />
やがて追いついた犯人集団がいると思われる方向に忠告を無視して突っ込んだ虎徹は、案の定待ち伏せていた犯人グループの一部から集中砲火を浴びた。<br />
一斉攻撃を受けた虎徹はといえば、無様に倒れているかと思いきや、スーツの強度を頼りにそのまま撃った犯人達の所へと突っ込んでいる。<br />
仕方なく彼に倣ってその場に駆け寄るが、一通り武器をへし折った虎徹は更に奥へと向かおうとしていた。<br />
<br />
「どこ行くんですか」<br />
<br />
「どこって、残りの奴らを追っかけんだよ」<br />
<br />
「それも重要ですが、こっちも捕縛しなければポイントになりませんよ」<br />
<br />
「あーそう。じゃ、任せた」<br />
<br />
あっさりとそう言ってのけると、虎徹は返事も待たずに走り出した。<br />
能力はまだ発動していないので、いざとなれば彼も自分で何とかするのだろうが―――仕事上、彼にヘマをされると自分の印象や評判にも関わる。<br />
少し考えた後、こちらのポイントは諦め、気絶している数名を簡単に捕縛してから、バーナビーも走り出した。<br />
<br />
（本当に、自分勝手なおじさんだ&hellip;！）<br />
<br />
バイクが使えたらそのままタイヤでひき潰してやりたい所だが、生憎と単機でもこの路地は走れそうにない。<br />
その上スーツのせいで並んで走ろうにも走れず、無鉄砲な虎徹の背後を追いかける事しかできないでいた。<br />
<br />
（真っ先にやられるタイプだな&hellip;間違いなく）<br />
<br />
現状を冷静に分析しながら、その「真っ先にやられるタイプ」に追従している自分も、恐らく彼の行動にずっと振り回されていれば、「真っ先にやられるタイプの彼」の次くらいにやられるだろう、と考える。<br />
<br />
今回は武装レベルからして相当なヘマをしない限り死ぬ事はないだろうが、いつもそうとは限らない。<br />
中には、もっと強力な武器でもって抵抗してくる犯人もいるだろう。人質なんていう手段もあるかもしれない。<br />
それに、今回だって多少なりとも不利な状況なのだ。<br />
道が入り組んでいる上に建物も乱立している為上空からの確認も難しく、空中戦を得意とするスカイハイと走り続けるほど体力のないブルーローズは後方支援に徹している。<br />
その為、この地域に入っているヒーローは全員ではない。<br />
ある程度の位置は把握してるが、自分達の近くにいないことは確認済み。<br />
とどのつまり、「何か不測の事態」があった場合、自分達だけで対処しなければならないということだ。<br />
<br />
「&hellip;おっと！」<br />
<br />
「！」<br />
<br />
「&hellip;&hellip;なー、バニーちゃんよ。あれ、なんだ？」<br />
<br />
急に止まったかと思うと、虎徹はぎぎぎ、と音がしそうな不自然さで振り返り、前方を指差す。<br />
バーナビーです、と訂正することも忘れて彼の指すものを確認してみれば<span style="font-family: &quot;ＭＳ 明朝&quot;; font-size: 9pt; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century; mso-bidi-font-family: 'Times New Roman'; mso-font-kerning: 1.0pt; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA">、中々に危険なラインナップが揃っていた</span>。<br />
<br />
<br />
「アサルトライフルにグレネードランチャー&hellip;ああ、手榴弾も持ってるみたいですね」<br />
<br />
「暢気に分析すんな！なあ、あれ、全部使われたらどうなる」<br />
<br />
「当然、この一帯が平地になるでしょうね。」<br />
<br />
求められた答えを返すと、虎徹が息を飲んだ。<br />
スーツ姿なので実際には確認できていないが、彼の性格からして間違いない。そのくらいのことは、フェイスカバーを取らなくても分かる。<br />
<br />
「どうするんです、おじさん」<br />
<br />
「勿論―――&hellip;こうするんだよッ！」<br />
<br />
言って、虎徹は能力発動を待たずに駆け出した。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
He who hesitates is lost. <br />
（ためらう者は負け）<br />
<br />
＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋<br />
&uarr;がタイトル。<br />
最初はもうちょいアンニュイで動きのない話だったはずなんですが、うっかり手が滑ったので急遽タイトル変更。<br />
コンビはあはあ&hellip;<br />
虎も兎も好きですけど斎藤さんも超好きです&hellip;きもくて好き。あの笑いがたまらぬぇー</p>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>日高サキ</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>phs0102.blog.shinobi.jp://entry/85</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://phs0102.blog.shinobi.jp/%E3%80%9000%E3%80%91%E8%89%B2%E3%80%85/%E3%82%8F%E3%82%93%E3%81%93%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E5%B0%8F%E8%A9%B1" />
    <published>2010-10-24T15:29:08+09:00</published> 
    <updated>2010-10-24T15:29:08+09:00</updated> 
    <category term="【00】色々" label="【00】色々" />
    <title>わんこシリーズ小話</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[※わんこ小話とかいいながらディラハプメインじゃないですごめんなさい<br />
フェルトのおうち編/外伝キャラ（フェルト両親）出現注意<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
――――――フェルト・Ｇ・レゾナンスは街の中心にあるスクールに通う少女である。<br />
元々そういう性格なのか、同年代の子供たちと戯れている場面は殆ど見かけない。<br />
よくいえば物静かな子供だが、あまりにも子供らしくないので気味が悪いと言う大人もいる。<br />
<br />
しかしそれは「すこしだけ感情表現に関して不器用」というだけで、実際には心優しく年頃の他の子供とすこしも変わりがない。<br />
その事実を知る者が少ないのが、とても惜しい少女だった。<br />
<br />
<br />
彼女は一週間に一度、昼を少し過ぎた頃、ロックオンの店に珈琲豆の買出しに訪れることを習慣としており、そこで知り合ったクリスティナ・シエラ・ツェーリを姉のように慕っている。<br />
彼女と付き合うようになってから、すこし笑顔が増えてきたようだ。<br />
ロックオンは注文分の豆を焙煎してやりながら、相変わらず無表情でカウンターに佇む少女をちらりと見やる。<br />
<br />
「――――――そういえば、フェルトの家は五番通りだったか？」<br />
<br />
「はい」<br />
<br />
焙煎したばかりの豆を袋に詰め込みながら、ロックオンは先ほどまでフェルトのいる席に陣取っていた客たちの会話をふと思い出す。<br />
<br />
「あそこ、最近変な奴がうろついてるんだってな。まだ明るいから大丈夫だろうが、気をつけろよ」<br />
<br />
街全体の印象はよくある田舎町なのだが、ここは都市部に比較的近いため、何かと人の出入りが激しい。<br />
その関係で変わった人間が町に入り込み、悪さをすることもよくあるのだ。<br />
口にするとつい不安になってしまい、軒先でトンボを視線で追いかけていたアレルヤに声をかける。<br />
<br />
「なあ、アレルヤ。せっかくだから送っていってやれよ」<br />
<br />
「&hellip;あの、大丈夫ですから」<br />
<br />
「遠慮しなさんなって。あいつはあれで結構強いんだ」<br />
<br />
「&hellip;&hellip;いえ、その&hellip;&hellip;はい」<br />
<br />
断ろうとしたフェルトだったが、結局店主の笑顔に押される形となり、店の看板犬を伴って帰宅することになった。<br />
<br />
<br />
――――――ロックオンの店の看板犬「アレルヤ」は、生来のものらしい天然じみた行動で客を笑わせてくれる犬だ。<br />
黒い大型犬&hellip;シェパード、という犬種らしい彼は、体躯こそ威圧感に溢れているが、性格的にはおっとりとしていて人にも動物にも優しい。<br />
やさしすぎて、時折餌を近所の猫に横取りされることもあるようだが、ロックオンもアレルヤ本人（犬）もどっしり構えていてあまり気にしていないようだ。<br />
スクール帰りの子供達にもみくちゃにされている姿も見かけたことがあるが、彼は尻尾を丸めながらもやや乱暴に撫でてくる子供達に唸り声一つすら上げなかったから、辛抱強くもあるだろう。<br />
それから、多分頭もいい。<br />
ロックオンの言いつけをしっかり理解しているようで、フェルトの横にぴったりくっついて歩いている。<br />
<br />
「本当にお利巧さんなんだね、アレルヤ」<br />
<br />
自分の言葉も分かるだろうか、と思いつつ話しかけてみると、銀灰の目をフェルトの方にちらりと向け、彼はゆったりと尻尾を一振りした。<br />
まるでありがとう、とでもいう風なそのしぐさを見て、フェルトもつい笑顔になる。<br />
もしかすると、彼には人間の言葉がすべて分かっているのかもしれない。<br />
<br />
「ロックオンは心配していたけど、私はあまり不安だとは思っていないの。確かに見かけない人はいるんだけど、何か探しものをしているだけみたいだし」<br />
<br />
話しかけつつも独り言くらいのつもりで話し始めると、アレルヤの耳がぴくりと動く。<br />
その様子が話の続きを聞きたがっているように思えて、フェルトは言葉を続けることにした。<br />
<br />
「フード被ってるから顔は分からないんだけど&hellip;多分、私のパパと同じくらいの年の男の人でね、いつもじゃないんだけど、時々あの辺に――――――」<br />
<br />
「！」<br />
<br />
そう言ってフェルトが指差した先を視線で追っていたアレルヤは、思わず身を硬くする。<br />
そこには、彼女の言う通りの背格好をした男がいたのだ。<br />
<br />
「&hellip;っ」<br />
<br />
気づかれたと知るや否や、男は急に近づいてくる。<br />
フェルトは驚いたせいか足がすくんで動かないようで、眼を見開いたまま固まっていた。<br />
<br />
「――――――あ、アレルヤ！」<br />
<br />
「うわぁッ！？」<br />
<br />
フェルトが動けないことを悟ると、アレルヤは逆に男に向かって駆け出した。<br />
威圧感のある大型の犬が急にこちらに向かってきたことで、逆に男は怯んだらしく、急に歩みを止めた。<br />
しかし、歩みを止めたからといってアレルヤの攻撃姿勢は変わらない。<br />
彼は、一瞬、逃げるべきか留まり戦うべきか、悩んだようだ。<br />
<br />
アレルヤは、ロックオンからの指示がある為「引く」という選択肢はない。<br />
男をフェルトから引き離そうと&hellip;あるいは撃退しようと腕に噛み付きかけたアレルヤだったが、その寸前で聞こえた少女の叫び声で、ぴたりと行動を停止させた。<br />
<br />
「&hellip;&hellip;パパッ！？」<br />
<br />
「&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;？」<br />
<br />
フェルトのその言葉で完全に敵意を引っ込めたアレルヤが、分からないという風にきょろきょろと男―――否、フェルトの父とフェルトとを交互に見る。<br />
その人間くさい仕草に苦笑しながら、フェルトはゆっくりと歩み寄りながらアレルヤに説明してやった。<br />
<br />
「ごめんね、アレルヤ。この人は私のパパなの。&hellip;パパ、この子、あのカフェの」<br />
<br />
「ああ、ロックオンのところの！噂はマレーネから聞いてるよ」<br />
<br />
言いながらフードを脱いだフェルトの父は、ぱっと見た印象だとフェルトとは全く違う印象の男だった。<br />
赤銅色の髪で、快活そうな性格だと分かる表情やしゃべり方をしており、身体からは僅かながらにオイルらしき匂いがする。<br />
カフェ暮らしが長くなってすっかりコーヒーの匂いに慣れてしまったアレルヤは、思わず少し距離を取ってしまった。<br />
<br />
「あー悪いな、オイル臭かったか」<br />
<br />
「&hellip;&hellip;」<br />
<br />
「すまんすまん、いじめた訳じゃないんだ。そんなしょげた顔するなって」<br />
<br />
フェルトの父は、急に申し訳なさそうな顔になったアレルヤに苦笑して、ぐりぐりと頭を撫でる。<br />
<br />
「それで、どうしてこの犬と歩いてたんだ？」<br />
<br />
とにかく帰宅しようという話になり、二人と一匹はようやく歩き出す。<br />
道中、アレルヤと歩いていた経緯を聞かれたので、先ほどのロックオンとのやりとりをそのまま伝えると、彼は納得しきりとばかりに深く頷いてみせた。<br />
<br />
「ああ、それは俺も聞いた。だから、こうしてこっそりお前の後をついていってた、って訳だ」<br />
<br />
&hellip;どうやら、彼は護衛のつもりで後をつけていたようだ。<br />
それが、余計な噂を広げ、街の人間を不安がらせていたことを知ると落ち込んでいたようだが、どうやら悪い人間ではないらしい。<br />
嘘の匂いを感じないことを確認すると、アレルヤはようやく警戒を完全に解いた。<br />
実のところ、彼はずっと、フェルトの父に化けた別の人間ではないかと警戒していたのだ。<br />
<br />
「でも、パパ。お仕事忙しいんじゃなかったの？」<br />
<br />
「一人娘が危なけりゃ、仕事なんていくらでも都合をつけてやるさ」<br />
<br />
言いながら、彼は器用に片目だけでウインクをした。<br />
親子のやりとりを眺めながら、アレルヤも邪魔にならないよう、家路へとつく二人の少し後ろをついていく。<br />
育ての親であるティエリア以外に親と名のつく存在を知らないアレルヤにとって、彼らの会話は興味深いものだった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋<br />
<br />
まだかきかけ。<br />
外伝知らない人用にフェルト両親ご紹介（&darr;）<br />
ルイード・レゾナンス<br />
フェルトパパ。<br />
自動車メーカー『CB』の開発チーム所属。一応チーフで人望はとても厚い。<br />
子煩悩だけど暴走すると手がつけられない。若干可愛がり方とかセンスとかがズレている。<br />
<br />
マレーネ・ブラディ・レゾナンス<br />
フェルトママ。<br />
半ば趣味で洋菓子屋「プルトーネ」をやっている。味はシンプル＆素朴系。<br />
性格はクールを装っているが熱く、子育てを面倒がるふりをしつつもルイード同様、大変な子煩悩。<br />
動物好き。]]> 
    </content>
    <author>
            <name>日高サキ</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>phs0102.blog.shinobi.jp://entry/84</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://phs0102.blog.shinobi.jp/%E3%82%AA%E3%83%95%E8%A9%A6%E8%AA%AD%E6%9D%BF/s.p.a." />
    <published>2010-10-06T00:45:15+09:00</published> 
    <updated>2010-10-06T00:45:15+09:00</updated> 
    <category term="オフ試読板" label="オフ試読板" />
    <title>S.P.A.</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[※俳優ニール&times;ＳＰアレルヤな現代パロ<br />
ぶった切るところが見つからなくて短めですごめんなさい<br />
<div><br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
アイルランド出身のニール・ディランディは、一昨年のドラマ出演をきっかけに人気が急上昇した俳優である。</div>
<div>正直に言ってしまえば演技は素に近い、といってもいいのだが、整った顔立ちに反した人懐こい笑みと性格が、彼を人気者へと引き上げていったらしい。</div>
<div><br />
今ではほぼ毎日仕事が入っている状態で、去年からとうとう彼にも専属ＳＰがついた。</div>
<div>所属事務所の方針で一定レベル以上のタレントにはＳＰをつけるということになっている為の措置なのだが、ニール自身はその必要性をあまり感じていない。</div>
<div>&nbsp;<br />
<br />
<br />
<br />
「お疲れ様でした。お先に失礼します」</div>
<div><br />
「ああ、お疲れさま」</div>
<div><br />
「お疲れ様ですー！」</div>
<div><br />
控え室を出てすぐのところにいた同じ仕事で呼ばれていた役者たちに挨拶をすると、足早に廊下を歩いていく。</div>
<div>その斜め後ろには、いつの間にか件のＳＰが張り付いていた。</div>
<div><br />
「建物内じゃ、さすがにテロリストなんて出ないぞ？」</div>
<div><br />
「仕事ですから」</div>
<div><br />
至極当たり前のように左斜め前を歩き始めたＳＰに、ニールは思わず苦笑したが、当然のようにＳＰは取り合わない。</div>
<div>要人警護を専門とする警備会社「シークレットサービス」から派遣されてきた彼は、今年で四年目だという腕利きのＳＰだ。</div>
<div><br />
漆黒の髪を肩ほどまで伸ばし、僅かに浅黒く焼けた肌、黒のスーツにサングラス、という、いかにもな風体の男である。</div>
<div>サングラスのせいで顔立ちは分からないが、年は恐らくニールと同じか少し上くらいだろう。</div>
<div>筋肉質のようだが見た目にはそれほど反映されないようで、隆々たる筋肉ゆえにスーツに着られがちな一般的なＳＰよりはずっとスーツ姿が似合っている。</div>
<div><br />
「――――――今日の予定はこれで終了ですね？」</div>
<div><br />
「ああ。あとは買い物して家に帰るだけだな」</div>
<div><br />
「&hellip;&hellip;デリバリーを利用するつもりはないんですか？」</div>
<div><br />
残る最後の「予定」を告げると、途端にＳＰの眉が中央に寄る。</div>
<div>いつどこからやって来るかわからない危険から対象者を守る彼からすれば、いつ誰がやって来るかわからない場所にほいほいと向かうことはいいことではないのだ。</div>
<div>それは分かっていたが、駆け出しの頃からの習慣を今更変えるつもりがないニールは、歩みを速めると僅かにＳＰの前に出てその顔を覗き込む。</div>
<div>僅かに高いＳＰの目を見上げるような形になると、サングラスの黒に隠れて、困惑しきりの彼の表情が少しだけ見えた。</div>
<div><br />
「あのな、俺は料理がしたいの。分かるか？こういうのは案外息抜きになるんだよ」</div>
<div><br />
「&hellip;&hellip;&hellip;分かりました、お供します」</div>
<div><br />
ＳＰとしてはなかなか物分りがいいようで、早々に諦めた彼はがっくりと項垂れる。</div>
<div><br />
「なんならうちで食べていったらどうだ？」</div>
<div><br />
「遠慮します」</div>
<div><br />
「人員の都合とはいえ、いつも一人で仕事してると疲れないか？セキュリティもしっかりしてるし、俺の家でゆっくり―――」</div>
<div><br />
「ディランディさん。僕は&hellip;」</div>
<div><br />
「―――――分かったよ、我がまま言って悪かった。だからせめて「ディランディ」はやめてくれ。「ニール」で頼むよ」</div>
<div><br />
困らせすぎてしまったらしく、困惑がとうとう声にも現れ始めたところでニールが白旗を揚げる。</div>
<div>真面目な彼を追い詰めてはいけない、そう思い、今日もニールは諦めざるを得なかった。</div>
<div>&nbsp;</div>
<div>&nbsp;</div>
<div>&nbsp;</div>
<div>&nbsp;</div>
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋<br />
<br />
中盤？くらいまではちょっぴりアレルヤ攻っぽい気がします（笑）]]> 
    </content>
    <author>
            <name>日高サキ</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>phs0102.blog.shinobi.jp://entry/83</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://phs0102.blog.shinobi.jp/%E3%80%9000%E3%80%91%E8%89%B2%E3%80%85/%E3%81%BD%E3%81%91%E3%82%82%E3%82%93%E3%81%B1%E3%82%8D%EF%BC%92" />
    <published>2010-09-05T11:43:38+09:00</published> 
    <updated>2010-09-05T11:43:38+09:00</updated> 
    <category term="【00】色々" label="【00】色々" />
    <title>ぽけもんぱろ２</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p>ぽけもんぱろ２<br />
<br />
一応設定<br />
アレルヤ＆ハレルヤ&rarr;組織を抜けてきたポケモントレーナーの兄弟。<br />
ソレビシティに住んでる。（すいません名前思いつかなかった）<br />
アレルヤはポケモンを育てることが、ハレルヤはポケモンを鍛えることが得意。<br />
<br />
ニール＆ライル&rarr;ポケモントレーナーの兄弟。アレハレが所属してた組織と対立してるソレスタル・ビーイング所属のトレーナーらしい<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
いやな予感がしたから、とリザードンに飛び乗って戻ってみると、なんとも苛立つ光景が目の前に広がっていた。<br />
<br />
先日家を破壊しつつバトルをしかけてきた男とアレルヤが、リビングで暢気にお茶を飲んでいたのだ。<br />
戸惑った様子のリザードンをボールに戻しつつ、ハレルヤはずかずかと家の中へと入っていく。<br />
<br />
「&hellip;おい、なんのつもりだアレルヤ」<br />
<br />
「ハレルヤ！今回は随分早いね」<br />
<br />
カップを置いたアレルヤが、僅かに驚きながら席を立った。<br />
その際あの男―――なんか三文字くらいの名前だったが忘れた―――に思い切り背を向けている。<br />
このタイミングで何か攻撃をされたなら、さすがにアレルヤは避けきれないだろうし、距離からしてハレルヤもフォローできない。<br />
内心冷や冷やとしながら相手を注視していたのだが、しかし男はカップを傾けるばかりで何か行動を起こす気配はなかった。<br />
<br />
「この間は弟が迷惑をかけたみたいだな」<br />
<br />
ハレルヤの表情を見て何かに思い当たったという風に、男は眉を下げて申し訳なさそうな顔をする。<br />
一瞬何のことを言っているのか分からなかったが、【弟】というキーワードですぐに理解できた。<br />
<br />
「&hellip;テメェも双子か」<br />
<br />
「その通り。俺はニールだ、よろしく」<br />
<br />
ようやく立ち上がった男は、そう言いながら手を差し出してきたが、勿論ここでぐっと手を握り返すほどハレルヤは人間を信用していないしできた人間ではない。<br />
差し出された手は見なかったことにして相手の様子を窺うと、ニールはそれを気にした風でもなくただ差し出した手を戻すだけだった。<br />
<br />
「俺たちのところにもお前さんみたいに人をなかなか信じられないヤツはいる。無理強いはしないさ」<br />
<br />
笑うその表情に裏はなく、とりあえずこの場で消し炭にする事だけはやめておいてやろう。<br />
ハレルヤは、腰のモンスターボールに伸ばす手を戻しながら、こっそりとそんな事を考えた。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
簡単に自己紹介をした後、今回の件とライルの件も含めて、ニールは謝罪と共に事情を話し始めた。<br />
話によると、彼らはアレルヤたちが以前所属していた組織と対立する組織に所属しているらしい。<br />
そして、今回、自分たちの組織に勧誘するにあたって、実力を調べようと考えたという話なのだが―――事前に話もされずにいきなり戦いをけしかけられた上に家まで破壊されかかったアレルヤたちからすれば、いい迷惑である。<br />
<br />
「ライルは先にお前さんたちの実力を測ってもらう為に寄越したんだが&hellip;アイツはハレルヤの力量しか測れなかったんだ」<br />
<br />
「一人が相手にできるのなんてたかが知れてるだろ」<br />
<br />
「あいつは本来多勢でのバトルが得意なんだ。手持ちは全部見たか？」<br />
<br />
「&hellip;いや」<br />
<br />
ハレルヤの回答を待ってから、ニールは小さく頷いた。<br />
<br />
「じゃあ、自分で二人同時は無理だとすぐに判断したんだろう」<br />
<br />
「んで？テメーらのお仲間になって一緒に戦ってくださいってか？俺は断るぜ、あの組織がどんだけデカいかわかってんのか？」<br />
<br />
「分かってるさ。だから、こうして息を潜めながら仲間を集めている。勿論、戦闘要員としてじゃなくてもかまわない&hellip;協力するという気持ちがあるだけでもずいぶん違うからな」<br />
<br />
「え」<br />
<br />
アレルヤを見ながら、ニールは苦笑を浮かべた。<br />
<br />
「バトル、好きじゃないんだろう。戦ってる時そんな顔してたよ、お前さん」<br />
<br />
「&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;」<br />
<br />
それまで部屋で好き勝手に遊んでいたメリープたちが、気まずそうに目をそらしたアレルヤに何かを察したのか、足元にちょこちょこと歩み寄ってくる。<br />
<br />
――――――彼のいうとおり、アレルヤはバトルが嫌いだった。<br />
組織にいたために無理やり仕込まれた戦闘に必要な知識は、ここを守るにあたっては確かに役に立ってはいるが、大切なポケモンたちが傷つくのをただ見守っているだけというのがどうしても辛いのだ。<br />
しかし、彼らに頑張ってももらわなければ、もっと弱いほかのポケモンたちが傷つくことになる。<br />
それが分かっているからこそ、アレルヤはバトルを避けて通れないことについて、覚悟を決めつつあった。<br />
<br />
愛らしい声で合唱をし始めたメリープたちの一匹をそっと抱き上げて、アレルヤは観念したようにため息を吐く。<br />
きっと、これは転機なのだろう。そう思うことにした。<br />
<br />
<br />
<br />
「――――――分かりました。戦闘以外でしたら、協力します」<br />
<br />
ハレルヤが目を見開いているのが、視線を合わせなくてもよく分かる。<br />
この三年、ずっと二人きりで逃げて、かくれて、ようやく得た安住の地がここだったのだ。<br />
それを自ら壊すようなまねをしている自分に、ひどく驚いているのだろう。<br />
<br />
「今までハレルヤにばかり戦わせてしまっていたし&hellip;ずっとこのままではいられないと思っていたから」<br />
<br />
「&hellip;アレルヤ」<br />
<br />
「必要なら、僕も戦います。ハレルヤ程ではないけど、経験はある方だからね」<br />
<br />
そう言って&nbsp;微笑むと、何故かニールが先ほどまでの自信にみちた笑みではなく照れ笑いに変わった。<br />
しかし、アレルヤはその微細な変化には気づかなかった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋<br />
これのあとちょびっとだけロックオンのウィンディ話を書きたくて&hellip;なんとなく勢いで続きを書いてみた（笑）<br />
<br />
ちなみにソレスタルビーイングの構成員は以下の通り<br />
（誰も聞いてないとかいわれてもかきたいからかくよ！）&darr;<br />
属性は主力のみ（バトル用なので属性ばらばら）<br />
<br />
ボス：イオリア・シュヘンベルグ（なんかでっかい屋敷に住んでる謎のおじいちゃん）<br />
<br />
バトル担当：<br />
ニール（ほのお系）主力：ウィンディ<br />
ライル（あく系）主力：ブラッキー<br />
ティエリア（エスパー系）主力：フーディン<br />
せっさん（じめん・いわ系）主力：ニドキング<br />
※戦闘で本人らが使いそうなのセレクト。<br />
<br />
諜報担当：<br />
グラーベ（こおり・みず系）主力：ラプラス<br />
ヒクサー（ほのお系）主力：ギャロップ<br />
８７４（ひこう・みず系）主力：ルギア<br />
※諜報なので騎乗可能な（移動手段にもなる）ポケモンが主力<br />
<br />
新人：<br />
アレルヤ（ドラゴン系）主力：ギャラドス<br />
ハレルヤ（ほのお系）主力：リザードン<br />
<br />
かきたかっただけほんと（笑）<br />
他のメンバーは&hellip;絵とかなら描きたい&hellip;時間があれば</p>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>日高サキ</name>
        </author>
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    <id>phs0102.blog.shinobi.jp://entry/82</id>
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    <published>2010-07-02T02:14:15+09:00</published> 
    <updated>2010-07-02T02:14:15+09:00</updated> 
    <category term="【00】色々" label="【00】色々" />
    <title>現代６ロクアレ</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p>現代パロ<br />
※ロックオンの職業判明的な<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
同僚たちへ挨拶をしながら、ロックオンはここ数日でようやく馴染み始めたフロアへと足を踏み入れた。<br />
フロア内はその広さの割に人数はおらず、その代わりのように大量の端末と紙の資料、何が入っているのか分からない段ボール箱などが雑然と置かれている。<br />
窓が小さめに作られていることもあり、部屋の中は薄暗くらく、どことなく穴ぐらのような雰囲気を感じさせた。</p>
<p>この課は主にサポート人員で構成されており、捜査人員は極端に少ない。<br />
実際に動く捜査官が効率的に、また相手に対して優位に動けるようにするためだ。<br />
そのため、一般的な捜査課の人員構成とは逆の構成となっている。<br />
ただ、それでも殉職者は少なくとも毎年一人以上はいて、それが他課の嘲笑の要因となっている。</p>
<p>しかし、課を取りまとめているロックオンの上司はこの方針を変えない。<br />
確実な情報を多量に持っていなかったら、殉職者数はいまよりもっと増えることをよく分かっているからだ。</p>
<p>この課―――特別犯罪捜査課は、それだけ危険な事件を取り扱う課なのだ。</p>
<p>時には国家機密に関わるような仕事もある為、正確な人員数はロックオンにも分からないという、警察組織内でも特殊な位置にある部署である。<br />
その課における数少ない捜査官、それがロックオン・ストラトスことニール・ディランディの肩書きだった。<br />
ただし、公的にはこの課の名前自体存在していない為、ロックオンを含めた課の人間は全員一般保安官として登録されている。</p>
<p>「お、どうだ？噂だとアレルヤの方といい仲になってるそうだが」</p>
<p>殆どここにいることがない為にすっきりと片づいている机にたどり着くと、途端に少し離れたところから揶揄するような声が聞こえてきた。</p>
<p>「･･･どこで仕入れてくるんだよそんな情報」</p>
<p>「そりゃ、情報収集が仕事の俺にとっては死ねといわれているようなもんだ」</p>
<p>悪びれもせずソースは秘密だと返されては、ロックオンもそれ以上言及のしようがない。<br />
それに、彼のどこから集めてきているのか分からない情報の多くは、仕事の役にも立っている。<br />
ロックオンとて、彼の情報があったからこそ、こうしてこの街へと戻ってきたのだから。</p>
<p>「･･･ただのカモフラージュだ。そんなことより、そっちはどうなんだ」</p>
<p>「うーん、一応、目星はついたんだが」</p>
<p>彼にしては珍しくもったいぶる言い方で、ロックオンは少し苛立った。<br />
弟の身辺調査などは実際のところ急ぐようなものではなく、本来の任務に必要な情報を彼に集めるよう要請していたのだ。</p>
<p>「･･･スラムだよ。北のはずれのな」</p>
<p>「スラムくらいなんだっていうんだよ」</p>
<p>「お前、この街出身なのに本当に何も知らないんだなあ。北のスラムは特に危ないんだよ。スラム内でもそこそこにまともな奴なら基本的に南に住んでるくらいだ･･･っていえばどれだけやばいか分かるだろう」</p>
<p>お前のアレルヤも南に住んでるだろう、ついでのようにいわれ、ロックオンは意味もなくどきりとした。<br />
しかし彼はそれに気づくことなく、ため息混じりに話を続けた。</p>
<p>「&quot;あいつ&quot;は北スラムで何か捜し物をしてるみたいだ。一週間くらいいるらしい」</p>
<p>「それだけ分かれば十分だ。悪いな」</p>
<p>「お前が焦る気持ちも分かるからな。ま、死なない程度に頑張れよ」</p>
<p>大まかでも所在が分かれば十分だ。<br />
来て早々すぐにきびすを返したロックオンの背を、同僚は複雑な面もちで見送った。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><br />
北エリアは、一般エリア内だと工場地帯、スラムエリアだと商業地域になっている。<br />
工場地帯の周囲は植樹によってできた小規模の林があり、そこの北側を越えるとスラムの街、という構成だ。<br />
街の最もはずれにあるといってもいい北のスラム街は、情報官が言った通り、スラムの人間の中でも特にアンダーグラウンドな立場の人間が出入りする。<br />
とはいえ、基本的にスラムの人間は存在そのものがアンダーグラウンドであり、大半がまともな仕事に就いていない。<br />
普通の仕事をしているアレルヤの方が実は特殊なのだ。<br />
また、学生をしているという弟の方も、かなり特殊な部類に入る。<br />
なぜ、彼らは卑屈にならずにああしてひたむきに生きられるのだろう。<br />
どれだけ考えても、ロックオンには分からない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「･･･、言われるだけのことはあるな」</p>
<p>街を一目見るなり、思わずロックオンはつぶやいた。<br />
公的には工業地帯が街の終端ということになっている関係でまったく整備されていない道を進んでいくと、地図の上では荒野となっている筈の場所に突如街が現れる。<br />
街そのものは多少くたびれている感があるものの、一見普通の街だ。<br />
しかし、立ちこめる異様な空気と時折見かける明らかにまともではなさそうな住民の姿が、普通、という言葉を押し込めてしまう。</p>
<p>（とりあえず、人が集まりそうな場所を探すとしようか･･･）</p>
<p>街の構造というのは、同じ人間が作る以上構造が似通っているものである。<br />
大ざっぱにあたりをつけて歩いていると、案の定、人が集まる食堂だとか酒場が集まる地域にたどりついた。</p>
<p>時間的にも早く酒場が開いていなかったので、ロックオンは近くの食堂へと入る。<br />
文化が妙な具合に混合しているらしく、食事の系統と店の雰囲気が合っていない。<br />
しかし店自体は繁盛しているようで、昼もだいぶん過ぎた今でも、そこそこに客が入っていた。</p>
<p>「――――――聞いたかい？例の」</p>
<p>（！）</p>
<p>噂話をしそうな二人組の男の真後ろの席に座ると、早速彼らの話が耳に飛び込んできた。<br />
大概が聞いていて気持ちが良いとは言い難い内容の話だったが、そのうちの一部にロックオンは注意深く耳を傾ける。</p>
<p>「ああ、なんでも「お目当て」があるらしいな」</p>
<p>「なんだ、新しい武器か？」</p>
<p>「違う違う。人間だよ、人間。捜せばここにはいくらでも使い捨てられる奴がいるからな」</p>
<p>（･･･ここまでは情報通りだな）</p>
<p>ロックオンが知りたいのは、その「先」だった。<br />
「奴」が人間を探している。<br />
それは将来のロックオンたちの敵という訳だ。<br />
ロックオンは、場合によってはその人間を殺すことさえいとわない、とも思っていた。</p>
<p>「そういえば、腹心に裏切られたって話だが、もしかしてその代わりかい」</p>
<p>「いやあ、俺にも分からないな。捨て駒探しならこの辺りで済ますだろうが―――本気で右腕探しをしてるんなら、ここじゃ物足りないかもしれないしな」</p>
<p>冷めた茶をすすりながら、男は締めくくる。</p>
<p>「なんにせよ、話によると単身乗り込んできてるっていうから、このタイミングで襲撃されちゃあひとたまりもないだろうなあ」</p>
<p>（･･･違いない）</p>
<p>最後の台詞にこっそりと同意しながら、ロックオンは店を出ていく二人を見送り、間をおいて自らも店を出た。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><br />
ロックオンは、しばらくは歩きなれた道であるかのように適当に歩き回っていたが、さすがに道が分からなくなってきた。<br />
右に曲がったと思ったらむき出しのコードの束が道ばたでうねる、何を売っているのか分からない商店街のような場所に出たり、それなら左へ、と曲がってみたら、普通ならありえない、ほとんど窓しかなく耐久性に問題があるとしか思えない用途不明の建物の横を通り過ぎるはめになってしまったり。<br />
そうしているうちに、いよいよもって帰り道すら怪しくなってきてしまった。<br />
無理に奥までくるんじゃなかった、と後悔し始めた頃、急に目の前が開けてくる。<br />
狭く薄暗い路地をようやく抜けられたか、と喜びかけたロックオンだったが、それがぬか喜びであったことにすぐに気づいた。</p>
<p>「･･･これは･･･中庭みたいなもの、か？」</p>
<p>上を見上げると、コードやら洗濯物やらの隙間から空が見えたのだが、周囲はすべて建物で埋まっている。<br />
そして振り返ってみて初めて、薄暗い商店街の通りだと思っていた道が建物内を突き破る形で作られたものであったということが分かった。<br />
すぐ横に目を向ければ、ロックオンの頭ひとつ分ほど上に二階の窓らしきものが無数にあり、高さの規定や強度なども無視されている建物であることも同時に見て取れた。<br />
役所の人間が見たなら卒倒しそうな光景だが、ロックオンはあくまで捜査官だ。<br />
見て見ぬふりをすることにして、とりあえず進むことにした。</p>
<p>「――――――」</p>
<p>ここには、幾人かの露店商がいた。<br />
広場のはじの方では、若者同士が取っ組み合いの喧嘩をしているが、日常茶飯事なのか、誰も気にしている様子はない。<br />
手前にいる露店の男などは、普通にやってきた客と商品のやりとりをしている始末だ。<br />
大きめの袋を客に渡しているが、品物は一体なんだろうか――――――。</p>
<p>「あ」</p>
<p>ふとなにげなく客の顔を確認して、ロックオンは思わず声をあげてしまった。</p>
<p>「･･･ロックオン！？」</p>
<p>視線を感じたのか、振り向いてロックオンを見やった客も声をあげる。<br />
肩口まで伸びた黒髪に、銀の左目。<br />
ラフな服装をしているせいか場に馴染みきっているその客は、アレルヤだった。</p>
<p>コードネームを呼んだあたり、彼も場というものをわきまえているようだ。<br />
露店商に別れを告げてから、アレルヤは足早にロックオンの元へとやってくる。</p>
<p>「･･･こんなところでどうしたんです？」</p>
<p>「そりゃこっちの台詞だ。お前さん、家は南の方だろう」</p>
<p>「そうですけど、ここへは買い物に来るんです。」</p>
<p>「こんな危ないところにか？」</p>
<p>「･･････お気に入りのコーヒー豆が、ここでしか手に入らないんですよ」</p>
<p>少しばかり後ろめたかったのだろう、言いにくそうにしながら、アレルヤは小さな声でそう弁明した。<br />
そのすねた子供のような様子に、思わずロックオンはぎゅうっと抱きしめたい衝動にかられたが―――場所と建前もあったので懇親の精神力で我慢する。</p>
<p>「だからってこんな奥まで来るなんて･･･お前さんの弟がよく許可したな」</p>
<p>最近知った情報―――弟のハレルヤも兄のアレルヤも互いにブラコン傾向にある―――をふと思い出してからかうと、あからさまにアレルヤの顔色が変わった。</p>
<p>「･･･ハレルヤには内緒にしてます」</p>
<p>「おいおい」</p>
<p>「大丈夫ですよ。この辺りまでなら、日中はそこまで危険な場所じゃない」</p>
<p>その場慣れた口調が、改めて彼の出自を物語る。<br />
仕事中の彼を見る分には、どこにでもいる純朴な青年なのだが―――彼の出身はあくまでここなのだという事実を、その口振りが如実に物語っていた。</p>
<p>「その様子だと迷ったみたいですね。僕はこのまま帰りますけど･･･もしあなたの「用事」がもう済んでいるなら、一緒に出ますか？」</p>
<p>「！いいのか？正直困ってたんだ、助かるよ」</p>
<p>「･･･帰り道のことも考えないでこんなところまで来てしまうなんて、僕はいっそ貴方を尊敬するよ」</p>
<p>それまで、場所が場所であるせいか殆ど表情を変えなかったアレルヤが初めて笑みを見せた。<br />
やはりというかなんというか、彼の笑顔は心臓に悪い。<br />
勝手に早くなった鼓動を落ち着けながら、ロックオンはアレルヤと並んで歩きだした。<br />
まだ捜査の途中ではあったが、無事に出られないとなれば話は別だ。<br />
とにもかくにもここをぬけだし、迷わずにこの界隈を歩く手法を考え出すのが先決だった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「北は危ないと言われているけど･･･実際に危険なのは一部だけで、この辺は場所さえ選べば比較的安全なんです」</p>
<p>「こんな、違法建築まみれのエリアがか？」</p>
<p>「はい。路地が複雑に入り組んでいるおかげで、危険が迫ってきても逃げられます。僕らのような子供でもなんとか生き延びることができたくらいだから」</p>
<p>「･･･ずっとふたりきりだったのか」</p>
<p>「親が途中まで育てていたのかもしれませんが･･･覚えていません。仲間はいたけど、血がつながっている―――えっと、「家族」と呼べたのは、ハレルヤだけです」</p>
<p>なんでもないことのようにそう話したアレルヤの表情は、いつもと変わりがなかった。<br />
それが逆に痛々しいと感じたが、しかし彼は慰められることをよしとはしないだろう。<br />
こういう部分では絶対に弱さを見せようとしないという性格は、最近の彼とのつき合いでよく分かっていた。<br />
きっとその壁が崩れるのは、彼の内側に入れた時なのだろう。</p>
<p>（くそ･･･ッ冗談じゃねーぞ）</p>
<p>再びじわりと滲み始めてきた感情を押さえつけながら、ロックオンは虚空を睨みつける。</p>
<p>もう大切なものは絶対に作らないと、弟と二人きりになってしまったときに決めたのだ。<br />
だから、誕生日の度に妹がくれたプレゼントの数々や家族との思い出の写真をすべて燃やしたし、両親にねだってようやく買ってもらった人工知能付マイクロユニットだって捨ててしまった。<br />
弟を失うかもしれない恐怖を味わいたくなくて、弟とも疎遠になろうとしていた。<br />
だから、弟が誰とつきあおうがどうでもいいと思っていたのだ。<br />
職業柄どうしても身辺状況は身ぎれいにしておく必要がある為、親族である自分が調べないなら、誰かしらが代行して調べあげて報告書になっていただろう。</p>
<p>それでも、仕事の合間にとはいえ、こうして自分で調べているということは、きっと自分はまだ弟に無関心になりきれていないに違いない。<br />
要するに自分は、結局すべてを捨て切れていないということだ。</p>
<p>「――――――ロックオン、出口ですよ。･･･ロックオン？」</p>
<p>「ん、ああ、悪いなアレルヤ。考えごとをしてた」</p>
<p>ふと気づけば、スラムの端ーーー工業地帯との境目に到着していた。<br />
せっかく道を覚えるつもりでいたのに、考えごとに熱中していたから覚えられなかったようだ。<br />
わずかに落胆しつつ、ロックオンはお仕着せの笑みを浮かべたがーーーなぜかアレルヤの表情は晴れない。<br />
どうしたのだろう、と不思議に思っていたら、なぜかアレルヤが歩み寄ってくる。</p>
<p>「･･･もしかして、調子が悪いんですか？」</p>
<p>そんな筈はない、と返そうとしたのだが、言われてみれば気だるく感じられるような気がした。<br />
微妙な表情の変化で質問の答えがイエスであることを悟ったアレルヤが、険しい顔でそっと手をのばしてくる。</p>
<p>「熱はないみたいですけど･･･早く帰って休んだ方がいいですよ」</p>
<p>「どうやらそうみたいだな」</p>
<p>「送っていきます」</p>
<p>「おいおい、そこまで心配されるようなことじゃ――――」</p>
<p>「そういうけど、貴方は自分の事にはまるで無頓着みたいだから。せめてこのくらいの心配はさせてください」</p>
<p>そういってアレルヤが見せたのは、よくカウンターでみせてくれる鉄壁の笑顔。<br />
こういう顔をするときは何が何でも人の意見を聞き入れないことを分かっていたロックオンは、早々に彼の説得を諦めた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><br />
&nbsp;</p>
＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋<br />
ぽめらさんで打った分をべたのせ<br />
校正はそのうちします&hellip;見苦しくて申し訳なく！]]> 
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            <name>日高サキ</name>
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